2002/10/17
転職の話1
さて、以前にのっぴきならない事態と書きましたが、そろそろ書いてもいい頃だと思いますので、書きます。
今回のテーブルトークのタイトルを見て頂ければ判ると思いますが、6年以上勤めた会社を退職して別の会社に入りなおすことにしたということです。私の場合、かなり特殊な転職経緯でしたので、あまり参考にならないかも知れませんが、もしかすると何かの役に立つかもしれないということで、これから数日に渡って私の転職活動について書こうと思います。まずは一番重要な転職を考えるに至った経緯から説明しましょう。御存知かも知れませんが、私はJAVAやオラクルマスターの資格を保有しており、オブジェクト思考方法論であるOMTを独習し、最近はUMLの資格まで取得したくらいオブジェクト思考に対して強く、また、社内でもVC++に関してはナンバーワンとは言いませんが、5本の指に入るくらいの技術力、正直マスタークラスと言って良いだけの実力を持っています。にも関わらず、この2年もの間、私が担当した仕事は、特殊なプリンタドライバの仕事です。しかも、ハンドルやWPARAMが2バイト(Windowsのプログラミング知識が無いと判らない話だが、ようは物凄く古い時代の仕事ということ)の16ビットドライバなんて仕事だったりするわけです。もちろん、C++なんぞ使えるわけがなく、ひたすらベタCとWin32APIでごとごとと書いていくという非常にローレベルで特殊な奴です。ようするに、私はこの2年ほど高度技術者としては殺された状態に置かれていたわけなのです。私は技術者です。システムエンジニアです。エンジニアである限りは、最新の技術を用いて、高度なプログラミングを行いたいと思っています。それが出来ない状態をここまで続けられてはストレスは溜まる一方です。実際、体調は崩すし、やる気もまったく起こらなくなってきていました。このまま会社に飼い殺しにされるくらいなら、死んだほうがましです。
続きます。


 

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