2002/06/16
麻雀の話2
続きです。
大学時代に、某大学の学生と知り合いました。その大学生は「サラリーマン打ちのT」と呼ばれている人で、とにかく何回打とうと、トータルで±5点以内に入っているという、勝たないけど負けないという打ち方をする人でした。この人の打ち方が私の理想となり、大学時代は、この「サラリーマン打ち」をマスターするために雀荘に行っていたようなものでした。それから入社して、麻雀が打てるとわかると、何度か麻雀に誘われるようになります。できるだけ打つようにしていましたが、その度に「サラリーマン打ち」は強化されていきました。この頃の私の打ち方は頂点に達していて、「最後の半荘のオーラスで、全員が±10程度に入っていて、最後に上がった人が勝つ」というレベルに到達していたのです。もちろんそのためには勝っている人から当たり、負けている人には振り込むという調整が必要なのは言うまでもありません。そのため、私が入った麻雀は極めて熱い勝負になります。そして、私が新人でなくなるころに、二度と誘ってもらえなくなるような事件が発生しました。私の評判を聞いて誘ってきたメンバーが、私が所属していた開発部長、開発課長、技術主任という豪華メンバーだったのです。このメンツは派手な勝負が好きで、大勝ちや大負けを好むと知ったのは後のことです。もちろん、私はサラリーマン打ちに徹しました。結果は半荘3回、私を除き全員が1回づつトップを取り、全員が1回づつラスを引く。そして、私は3回とも2位で終了。そして最後の計算をしたところ、一度もトップを取っていない私が+11で1位だったのです。そのときの勝負が流布されて以来、私は社内の誰にも二度と誘ってもらえなくなったのでした。
さて、ビリヤードのほうの腕は錆びつきまくっていましたが、麻雀はどうでしょう、ということで、PC用麻雀ソフトをダウンロードして、しばらく遊んでみました。結果は見るも無残な成績。どうやらこちらも錆びついたようです。


 

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