2002/03/19
大地震の備えの話2
続きです。
治安が悪化した場合に身を守れる場所はそう多くありません。私が検討した結果、最も安全と割り出したのは会社の近所の釣具屋です。何故釣具屋が?と思うかも知れませんが、釣具屋なら火災さえなければ治安が回復するまでくらいの時間なら篭城することができるからです。釣具屋というのは恐ろしいくらい攻防に優れた場所なのです。まず、釣具屋は入り口が狭く、物が多いです。これは防御に適した陣地と言えます。おまけに普通の靴で地震後の釣具屋に入ろうとすれば、散らばった釣り針などで確実にダメージを負うでしょう。よって、人が居ない可能性が高いのです。何と言っても武器が豊富です。例えばテグス(釣り用の細くて頑丈な糸)。これで幾らでもブービートラップが作れます。鯉用の仕掛け(練り餌に埋めこむ針の束)は顔面の位置にでも吊るしておけば、対人防御網として使えます。重りも投擲武器として強力過ぎるくらい強力ですし、リール付きの竿に重りを付ければかなり能力のある遠距離攻撃用武器が作れます。先を尖らすなりナイフを結びつけるなりして槍も作れるでしょう。釣具用のさび止めスプレーも確保しておきましょう。これはオイルが入っているのでヘアスプレーよりも強力な火炎放射器として使えます。防具で言うならライフジャケットの防御力は思ったよりも遥かに高いです。正直な話、金属バットくらいなら耐えられます。時間さえあればルアーを使って鎖帷子も作れます。食料としては撒き餌用のオキアミの氷付けがありますからアイスボックスに入れておけばいいでしょう。オキアミはあまり知られていませんが最近では高カロリー高タンパクかつ安価な食品として研究されつつあり、実際にオキアミで作ったハンバーグというものも存在しています。炭水化物にはいもグルテン系の練り餌があります。昔、食べたことがありますが、ちょっと味付けすれば食べられます。
と、こういう仮定を話すと、その前に真っ先に机の下敷きになって死ぬのがお前だ、とか言われてしまいます。まあ、恐らくその通りだろうなと思ったりするわけです。


 

Topへ