2001/04/18
公衆電話の話
たまたま実家に寄った際にケータイ(厳密にはPHS)を置き忘れてしまいました。もとより私はケータイのヘビーユーザではありません。むしろほとんど使わないユーザです。私のケータイにコールが入るのは月に一、二度程度ですし、私からどこかにかけるのも会社をあがったときに自宅にかけるくらいです。つまり、なくても特に困らないはずのものだったのです。でも、無いと本当に不便というか、不安なものなんですね、ケータイってのは。まずありえないことがわかっていても、もしかすると重要な用件が入っているのではないかと不安になります。もちろん本当に重要な用件があるなら会社か自宅にかけてくることは理性でわかっているにも関わらずです。これがケータイの魔力なのかもしれません。
ところで、特に困らないと書きましたが実はちょっとだけ困りました。会社をあがって家に電話しようと公衆電話を探したところ、これが見つからないのです。やっと見つけたと思ったらカード専用。財布に一枚くらいはテレホンカードがあるだろうと探ってみたのですが、ありません。やっとボックス型の公衆電話を見つけ、そこからかけようとすれば小銭がありません。仕方ないので近くの自販機でお茶を買って余計な出費をしました。そういえばこの一年くらいテレホンカードを見ていないような気がします。これって実はNTTの策略じゃないの?と疑いたくなります。テレホンカードを含めたプリペイドカードというのは先払いが基本ですから使われなければ発行した会社の丸儲けになります。ケータイの普及にかこつけて公衆電話を減らせばテレホンカードを使用する機会が減ります(実は料金の支払いの際にテレホンカードが使用できるのですが、普通は振り込みにしてますよね)。つまりNTT丸儲けの量が増えるのです。
最近、ICカード公衆電話なるものも出てきました。この公衆電話では以前のテレホンカードは使用できません。NTTはほとんどの公衆電話をICカードに置きかえると言っています。以前のテレホンカードはどうするのでしょう。たぶん買い取る、と言いながら普通のサラリーマンは行けない短い営業時間しか受け付けないのでしょうね。


 

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