2001/02/03
次世代ネットゲームの話3
今日もデュアルバースの話です。
デュアルバースでは基本的に同期を取る必要はありません。管理者がそれぞれの持ち分で独立して運営することになるからです。ですから、マスターを除く管理者は他の惑星に直接干渉することはできません(マスターすらもルール違反などの特殊な場合を除いては直接干渉することはできません)。管理者が他の惑星に対して直接行うことができるのは「スペースニュース」というものを用いて自分の惑星の情報を流すことだけです。このニュースは全ての住民がいつでもどこでも見ることのできる非常に便利なものですが、管理者がスペースニュースを利用できるのは何時間かに一回という制限があり、文字数にも制限があります。もちろん、管理者自らが一人の住人となることでよその惑星に行くこともできますから、そこで自分の惑星のニュースを流すことも可能です。また専用の掲示板を作ることもできます。ですが、自分の惑星を管理しながら住人としてプレイしたり掲示板まで管理したりするには無理があるでしょうし、それだけの時間があるなら惑星のメンテナンスを行うほうが効率的でしょうからそのうちやらなくなるでしょう。せいぜい自分の惑星の住人に非公式に助けを求めることくらいでしょう。また、管理者は自分の星の住人に直接干渉することも基本的にはできません。あまりにひどいプレイヤに対して入星禁止措置を取ることは認めてもいいでしょう。デュアルバースでは惑星は途中で幾らでも増やすことができます。宇宙は無限ですし、新しい惑星はその宇宙のどこかに配置されるだけですから。ただし宇宙の端問題(ゲーム上行けないエリア)というのが出てくるでしょうから、そのためのいいわけを考える必要はあります。とりあえず、まだ移住可能になっていない惑星があるため、宇宙連合のような組織が立ち入りを禁止しているというようないいわけでいいと思います。
デュアルバースシステムには問題がないわけではありません。明日はこのシステムの抱える問題点を述べます。


 

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