2001/02/01
次世代ネットゲームの話1
現在、数々のネットゲームと呼ばれるものがありますが、それらはすべてある共通の問題に遭遇しているような気がします。
その問題とは参加者が多くなるにつれてサーバの負荷が増大してしまい、サーバのメンテナンスが頻繁になったり、サーバそのものが落ちてしまったりすることです。これを防ぐためにはもちろん複数のサーバを立てるしかないのですが、その全てを管理するのは非常に大変であり、商用ベースですら大変です。非商用ベースでは不可能といってよいでしょう。できれば非商用ベースのゲームをしたいですよね。だから私も非商用ベースでこのようなことをやりたいのです。複数サーバを管理するためには複数の管理者が必要となりますが、管理そのものはつまらないでしょうし、進んでやろうとする人は少ないでしょう。さらには複数サーバを立てた場合の同期の問題もあります。このような多々の問題を一気に解決することは本当にできないのでしょうか。私はこれが実現できれば次世代ネットゲームの可能性が開けるのではないかと考え、最近はずっとそのことについて調べていました。完全に行き詰まったある日、昔のテーブルトークRPG仲間と話をしているうちに、突然思い立ちました。テーブルトークRPGはゲームマスタが管理しますが、その管理は大変なのにも関わらずゲームマスタになりたいと思う人は多いですよね。サーバの管理とゲームの管理は共通点が多いのですが、一方はなり手があってもう一方はない。なぜなんでしょう。その理由がわかれば、管理者のなり手もできるのではないでしょうか。仲間と話しているうちに一つの結論に到達しました。ゲームマスタをやりたい理由はゲームマスタもまたプレイヤとは別の形でゲームに参加しているからだ、と。
私にとってこの会話はコロンブスの卵のようなものでした。今から述べる方法を使えば、問題は全て解決し次世代ネットゲームが可能です。私はこの計画を仮にデュアルバースプロジェクトと名づけました。以下、数日に渡ってデュアルバースプロジェクトについて語りたいと思います。


 

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