2001/01/10
アレルギーの話(補足)
私の医療関係の監修者(ようするに父)よりパラサイト治療法に関して、事実と異なる点があるという指摘がありましたので、訂正します。
パラサイト治療法はいわゆるB細胞の話だと思っていたのですが、実際にはパラサイト治療法は体内に寄生虫が発生するとIgE抗体が大量に出来、これによって他のアレルゲンが入っても抗体になる隙間がないためアレルギーにならないという説でした。誰も研究しなくなったというのも嘘で、日本に一人、頑張っている人がいるようです。さらに補足になりますが、このパラサイト治療法の根拠は寄生虫の多い国で働いている邦人にはアレルギー症が極めて少ないことからだそうですが、そうすると日本でも大気が基本的にきれいな場所ではアレルギー病が少ないのは、田舎者はみんな寄生虫を飼っているからだということになりますが、このへん、聞いてみたいですね。まだ補足しなければならないことがありました。サナダムシです。サナダムシには人体にほとんど害のないものもありますし、人体に害を及ぼすものもあり、一概にサナダムシであれば安全というわけではありません。また、このサナダムシというのは寄生虫のくせに寄生力が極めて弱く、日常で他人に移ったりすることはほとんどありません。おまけに、たとえ卵を飲んだとしても感染しないことがあるそうです。サナダムシは宿主を選ぶのです。ということは、パラサイトダイエットも完璧なダイエット法ではありませんね。サナダムシの気分次第ですから。
そうそう、アレルギーを治療する方法はない、と書きましたが、実は一つだけアレルギーにかからなくなる方法がありました。AIDSになることです。AIDSは敢えて説明する必要はないかも知れませんが、説明しますとT細胞に感染し、ヘルパーT細胞が働くときに一緒に自分も生成する。そのためアタッカーT細胞がヘルパーT細胞の力を借りて攻撃してもどんどんウィルスが生成されるという悪循環になり、そのうちT細胞が欠乏して免疫不全になるわけで、免疫不全になればアレルギーにはならないわけです。実際にこの方面からアレルギーを研究している人もいます。


 

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