2000/07/21
M君の話
ここのところ、コンピュータ関係の話が続いていますので、たまには違う話を。実は8月末から9月にかけて数日に渡って旅行に出かける予定です。その間、テーブルトークをどうするのかまだ迷っているところなのです(セキュリティ上、外線からのFTPは全て禁止している)が、そのときに泊まるホテルのアシスタントマネージャのM君が私の知り合いなのです。
M君は私の高校時代の友人で、私の結婚式にも招待しました。高校時代は毎日のように一緒に悪さ・・じゃなかった、遊んだ仲間です。高校卒業後、M君が都内の水産系の大学に入ったあとも家族ぐるみの付き合いは続きましたがM君は当時、超のつく貧乏暮らしをしていました。私は別の大学ですがよく彼の下宿先に食べ物を持って遊びに行ったことを覚えています。「つゆのないそうめんは食べているうちに飽きる」などの名言(?)もありましたっけ。そのまま大学四年まで在籍して勉強していたのですが突然、「自分の夢はペンションを開くことだ」と言い出し、「そのためには他のホテルに行って勉強するんだ」と、本当にいきなり自主退学し、親を説得して住み込みのホテルアルバイタとなってしまいました。それからしばらく音信不通だったのですが、あるとき連絡をとったところ、すでにアシスタントマネージャまでのぼりつめていたという、まるで故石之森正太郎氏の漫画、「HOTE」Lの主人公のような経歴の持ち主です。おまけにすでに結婚までしていました。彼にはマシンを一台、プレゼントしました。時々、ここも見ているようです。
私は普通に大学を出て、普通に就職し、普通にシステムエンジニア(実質プログラマ)になって、普通に結婚し、普通に子供が産まれるというかなり堅実な道を進んでいますので、M君のような波瀾万丈(悪くいえば行き当たりばったり)の生き方は真似できそうにありませんが、M君のような生き方をしてみたいと思うこともあります。なんにしてももうすぐ彼に再開しますからそのときには何か手土産でも持っていかなくてはなりませんね。さて、今回は何を持っていきましょうか。


 

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