2000/06/23
ハブは叩けば直る?の話
私の所属している課にトラブルが発生すると、私のところに来ます。最近もネットワークが繋がらないという報告があり、調べてみました。どうもあるデュアルポートスイッチングハブから出ているラインが全滅しているようでしたのでハブを調べてみました。
メーカはPCIです。私が家でも使っているハブなので、さっと前面を見てみたら・・・あれ?POWERランプが表示されていません。電源が入っていないだけでした。ACアダプタの接続が甘かったのでしっかり入れ直して再度接続。やはり何も起こりません。POWERランプが表示されていないのです。この時点で考えられる原因はコンセントのトラブル、電源ケーブルの断線、本体とACアダプタの接触不良、が三大要素で残りがハブの故障です。片っ端から調べましょう。まずはコンセントに他の機器を接続。正常です。電源ケーブルを刺して、私が社内に常駐させてあるテスタでチェック。ちゃんと12Vが出ています。はて?まさか接触不良?ACアダプタとハブを繋いでコネクタをぐりぐり回してみます。POWERが入りました。なんだ接触不良か、と思いもう一度見るとPOWERが消えています。その後いくらぐりぐりしてもPOWERは入りません。嫌な予感がしました。まれなケースですが接触不良のコネクタをぐりぐりしていると断続的に電流が流れ誘導起電力で回路を破壊することがあります。慌ててハブのネジを外してみます。ヒューズを探します。ありません。やってしまったか、と思いながら蓋を開けたままACアダプタを刺してみます。POWERが入りました。なんだこれは、と思いながらあちこちをテスタでチェックしてみます。コンデンサが一個ぐらついているのを発見しました。どうもはんだ不良のようです。補強してもいいのですが、社内に常駐してあるハンダゴテは精密機器用ではないので電力が高く、破壊の可能性のほうが高いため、そのまま蓋を閉めて運を天に任せて、ハブを机の上でガンガン。POWERが安定しました。
それ以降不調になると叩けば直るという、伝説のハブができてしまいました。今でも「伝説」というラベルが貼られたまま現役で活躍しています。


 

Topへ