2000/05/24
junkの話
久しぶりにDIYがらみの話です。私はよくjunk品に手を出します。しかもこれが何故か失敗した経験がほ
とんどないんですね。前にも書きましたが元々はハンダゴテ少年で秋葉原で育ったようなものですから、勘というかなんというか、持った瞬間に危ないものはわかるんです。
junk品でもやばい率が高いものと低いものがあります。高いものは消耗するもの、特にモータ系です。逆に低いものはパーツ数が少ないもの、商品の回転の速いもの、外から中が見られるものです。例えばHDDのJUNKはどんなに安くても私は決して手を出しません。モータ系で、外から中が見えません。しかも壊れたときに取り返しがつきません。モータ系で手を出すのはFDDやCD-ROMドライブです。FDDはぱっと見れば安全かわかりますし、CD-ROMも使い込み方は見ればわかりますから。回転の速いものはグラフィックカードがいいですね。一昔前の商品は屑値で取引されていますから手に入れておきます。LANカードもパーツ数が比較的少ないので美味しいことが多いです。メモリなんかも外れた試しがありません。ところが、この法則に当てはまらない商品が一つだけあります。CPUです。外から見えないところがほとんどなく、しかも回転が速いにも関わらず、手がなかなか出せません。何故か持った瞬間にやばい、と思うことが多く、実際それでも買った品は大抵駄目です。定格も回らないような品が多いのです。これはなぜだろうかと考えて気づきました。オーバークロックです。重度なオーバークロックマニアは回らないCPUに当たるとさっさと売って同じCPUの違うロットを買い直すそうです。こうやって、オーバークロックの洗礼を受けてぼろぼろになったCPUが中古にもできず、junkとして出ているのでしょう。
秋葉原の様変わりが激しく、私がひいきにしていた名もないjunk屋が消えていっています。逆に(全部がそうではありませんが)返品にあった品をメーカ修理品と称してjunk扱いで売る店が出てきたり、このところjunk品が買いにくくなっています。新品で買ったほうが安い値段をつけるような店はもっと市場価格を勉強しなさい、と言いたくなることもあります。やりにくくなりましたねぇ。


 

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