2000/05/23
G問題の話
G(仮名)問題というのは御存じでしょうか。Gというハンドルを使っている人に対して、Gという作品を書いた作者がハンドル名を停止するように訴えたという事件です。この事件は結構大事になり、その作者の作品を掲載をしているS社の雑誌の読者掲示板にもこの話題が出る状態に陥ったりもしました。作者が謝罪文を掲載して終了したようですが、この事件には非常にきな臭いものを感じています。
というのも、この時期ちょうど問題の作品、Gが豪華本として発売されているのです。つまり、巧妙な売名行為だったのではないかというのが私の推測です。このS社はこの手の事件を何度か起こしています。たとえばある作品の同人誌弾圧事件も記憶に新しいところです。僕は今回のこの事件もGという、あまり知られていない作品に話題性を出すためにS社が仕掛けた事件ではないかと想像しています。Gという作品に対して、他の作者から自分の作品の盗作であるなんて話題も出ていましたが、実際にそのことを調べるためには本を買わなければなりません。S社としては願ったりかなったりでしょう。マスコミまで食いついてきて話題性も出たところで、今度はこの問題を英文訳したサイトが出ました。海外に知れ渡っても単行本が売れるわけでもないですし、そろそろ潮時と見て謝罪文出したというのが実際のところでしょうか。Gというハンドルを使っていたためにS社と作者の話題性のためにいけにえにされてしまった当事者はかわいそうですが、これもこの出版社グループの特徴です。あそこを裁判に訴えて勝ったとしても攻撃の手は休まりません。自分の作品を改竄されたと訴え、勝訴した作家が、その後他の出版社にまで圧力をかけて、作品を出させなくしたということもありました。このときにT社とK社がその作家を拾ったのですが、興味があればK.H氏の作品を調べてみてください。ところで、例の読者掲示板でNのD盗作問題というのも出ていましたが、これは見当違いです。何故って、S社はS館の子会社、同じ穴のムジナですから。
あ、そうだ。この文章はフィクションであり実在の団体、個人などとは関係がありませんと書いておきましょうかね。


 

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