2000/04/21
絵理香の話1
ちょいと長くなります。これからしばらく、私が使っているホストプログラム絵理香について書こうと思います。
絵理香を知っている人はあまりいないと思います。市販ホストプログラムとして一時期は200局を越えるコミュニティを形成していたにもかかわらず、2000年問題非対応、サポート崩壊などの問題が起こって事実上消滅したホストプログラムだからです。私はこのホストプログラムを第二世代絵理香局として使用しはじめ、現在に至っています。まず、もともとの絵理香の始まりから説明します。この絵理香というホストプログラムは初めは今で言うオープンソースプログラムとして登場しました。改変自由のソースとして出回っていたのです。そこから絵理香は色々な派生を産みました。G版、遥、そしてK版です。ところがあるとき、これが突然BCCという会社の市販ソフトに変わりました。更にその会社が販売したもの以外はすべて海賊版だと言い出し、弾圧を始めました。最後まで抵抗したのはK版です。K版は標準版をBCCから購入した者のみ使用可という許諾条件でこの問題に対応していました。しかし、BCCは自分では一切サポートを放棄していたにも関わらず、K版が売れているのに目をつけ、難癖をつけた挙げ句K版を横取りしました。当然それ以降サポートは行われなくなり、絵理香全体が壊滅状態に陥りました。この難癖が酷く、K版のユーザはほとんどが九州のある電気屋で販売されていた絵理香を購入していたのですが、この販売自体が社員が勝手に行った行為で、BCCが手動でインストールしたもののみが本物であるという無茶苦茶な論法を持ち出したのです。
BCCはK版を買い取ったあと、K版が2000年問題に対応していないのを知っておきながら1998年末まで販売しておりました。もちろん現在に至るまで2000年問題に対応していませんし、更にK版作者がK版の権利を譲渡した際に約束した、「電気屋で販売されていた絵理香を購入したユーザもIDを発行してサポートを保証する」こともしていません。


 

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