2000/03/22
72倍速新幹線?の話
本当は別の話を書くつもりだったのですが、予定を変更して昨日の続きで72倍速CD-ROMの話をします。
「知らないの?」という挑戦的なタイトルでメールを下さった方には返事しました(ネタ提供ありがとうございます。1回分浮きました。早速使わせてもらいました(笑)))が、3月16日のZDNNで報じられた72倍速CD-ROM搭載のデスクトップに関しては私も既に知ってました。ですが、あそこで紹介されたCD-ROMは回転数5100rpm、つまり約24倍速CD-ROMなのです。24倍を72倍と偽ってる?JAROに電話!ちょっと待ってください。慌てず騒がずこの文章を読めば24倍速なのに72倍速というのが理解できると思います。
速度を速めるにはどうすればいいかを考えてみましょう。回転数を早くすればいいですね。ただ、この方式にはモータの負荷などで自ずと限界がでることはわかると思います(前日に書きました256倍速CD-ROMはこの方法では衝撃波でCD-ROMが粉々になるかも知れません)。では、別の方法はないのでしょうか?実はあります。マルチビームと呼ばれる方式です。詳しいことはKENWOODのWebPageのBusinessProductsに書かれている7ビームシステム図に譲るとして、ここではわかりやすくレコードで考えましょう。レコードというのは針が音情報をピックアップします。このレコード針が2本ついているレコードがあれば、同じ時間で2倍の情報を得ることができますよね?CD-ROMもレーザが同じように情報をピックアップするので、この原理でKENWOODは7本のレーザを取り付けた装置を開発しました。これがマルチビーム方式です。これによって、本来は24倍速でしか回転していないCD-ROMから時間単位にして3倍もの情報をピックアップできるのです。AOpenの52倍速CD-ROMはマルチビームを採用していません。理由は簡単、マルチビームは原理が複雑でコスト高なのです。
ところで、何故7本もレーザがついていて実質3倍なのかというと、わかりません(笑)。KENWOODのサポートに電話したところ、「単純に7倍という計算にはならないですよ」と笑われて終わってしまいました。社内では当たり前の話のようです。どなたか御存じの方は教えてください。


 

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