2002/10/01
呪われた仕事の話
私自身、笑ってしまいますが、私が今行っているウィンドウズのドライバ関係の仕事というのは、実は呪われた業務なのです。
まあ、ウィンドウズのドライバ関係の仕事というのは自分のコードに何のミスも無くても動かないことが往々にしてあり、バグだバグだと騒いで調べてみるとマイクロソフトが「仕様」という名前の不具合情報を載せていたりするようなものですし、前に書いたとおりデバッグもろくにできません(まったくと言っていいほど手段が無い)から、ひたすらトライアンドエラーを繰り返し、たとえうまく動いたとしても何故動くのかも判らないまま、とりあえず動いたということで進めていかなければならないような仕事のため、ストレスが溜まり易いものではあります。しかし、それにしても凄まじすぎます。そもそも私が今の業務を2年ちょっと前に引き継いだのは、その前にその仕事をしていた人が体調を崩したからでした。ところが、その人から話を聞くと一番最初にこの業務を立ち上げた人は病気のために退社(その際にソースコードの一部が行方不明になったというお疎末な話があるが、それは別の話)しており、その後で一時的に業務を引き継いだ人は病気のため長期入院(ちなみに現在は親会社に戻り、長期休養中で既に1年も出社していない)。おまけに私に引き継いだ本人もそのすぐ後に入院しました。そして今度は私が精神的にやばくなり、自律神経失調症にかかりました。もちろん私が倒れている間も仕事は進まなければなりませんので私がいつ倒れても大丈夫なように慌てて仕事を引き継ぐ人を探し現在引き継ぎ作業をしているわけですが、今度はその人が気管支炎で倒れてしまいました。つまり、たった4年の間にこの仕事に関わった5人とも体調不良に陥ったという凄い仕事なのです。
21世紀にもなって呪いも何も無いだろうと思いますが、実際、偶然が5つも続くと、本当に呪われているのではないかという気がします。何か良いお守りでもないですかね。ABRACADABURAでもコードに埋めこんでみようかな。


 

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