2002/07/14
除湿の話
以前にクーラーの話の中で、ドライの原理についての考察を書いたことがありましたが、その後除湿機について調べてみたことによって、おおよその原理を知ることが出来ました。
除湿の原理はおおまかに三種類に分けられるようです。飽和水蒸気量差を利用した冷却除湿、水透過フィルタを用いたフィルタ除湿、除湿剤を用いた化学除湿です。まずは冷却除湿から。空気の温度が下がると空気中の飽和水蒸気量が下がります。そのため、高湿度の空気を冷やしてやると結露を起こします。この結露した水を回収してやれば除湿ができます。除湿機によっては特殊処理をしているものもあります。例えば、空気を加熱すると水蒸気が発生しますが、水蒸気は空気より軽いため上に集まります。それを冷やすことで結露させる方式とか、圧力をかけておいて減圧させることで冷却しながら除湿とか。これは恐らく最も一般的に使用されている除湿方式で、コンプレッサー除湿とかデシカント除湿、ゼオライト除湿なんかも、これに含まれるでしょう。また、エアコンのドライもこの原理が利用されているようです。次のフィルタ除湿ですが、これは中空糸膜分離方式とも言います。ようするに、空気は通さずに水だけ通すという中空糸膜で出来た管の中に湿度を帯びた空気を通すと、湿気だけが外に放出されるということのようです。もちろん、このままですと内圧が低くなりますから、高圧をかけた状態の空気を通します。業務用が主流のようです。最後の化学除湿ですが、一般には塩化リチウムという物質を使うようです。これは非常に高い吸湿力を持った物質で、これの水溶液を空気中に噴霧することで水分を吸収させたり、シート化したものに吸湿させたり、原理はイマイチわかりませんが、毛細管現象を用いて吸湿させたりするようです。どのパターンにしても吸湿してしまった塩化リチウムは、内部で暖めなおして再利用します。
ではどの方式が良いかというと、これが一長一短なんですね。まさかこの3つを組み合わせた除湿機を作るわけにもいかないし・・・。まあ、一つだけ判っていることがあるとすると、トルマリンでは除湿できないことでしょうか。


 

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