2002/03/28
プログラム歴の話1
私がプログラミングと出会って、20年以上になります。
以前にも書きましたが、いわゆるラジオの製作系電気工作少年だった私は、秋葉原のラジオ会館のBit-Innという、NECのモデルショップでPC-8001というパソコンと出会いました。その頃はパソコンを自由に使わせてくれたため、私はそこでプログラミングを始めたのです。ただでさえ秋葉原への電車賃でお小遣いが減っていましたから、もちろん、高い参考書など買うことは出来ませんでした。私の当時の教科書は「ラ製別冊BASICマガジン」とか、「ラジオの製作」にあったプログラムとかでした。何故パソコンにそこまで魅せられたのか、後付けで理由を語ることはできます(将来性を感じた等)が、私にもよくわかりません。いわゆる電気が走ったとしか言いようがないのです。私が当時使っていた言語はBASICと呼ばれている言語で、もちろん英単語の綴りなんかろくに知らないですから、printはピーアールアイエヌティ、locateはエルオーシーエーティイーと、アルファベットで覚えました。PC-6001が発売されると、今度はそちらを主に使うようになります(秋葉原のパソコン少年の一人としてNHKの取材に答えたのは、この頃のこと)。私が毎日曜のように朝から晩まで秋葉原に入り浸っている状況に、初めは親も楽ができると思っていたようですが、そのうち心配になったみたいです。親の仕事の手伝い用のプログラムを組むという条件でPC-6001を買ってもらったのは、今から19年前の今ごろ。中学の入学祝いを兼ねていました。この頃には私の参考書は「はるみのゲームライブラリ」でした。英単語もだいぶ覚え、アルゴリズムに興味を持つようになります。そして中学三年でアセンブラというものに触れました。ちょっとプログラミングの話になりますが、初代PC-6001は自分でpeekやpoke、そしてexecといった関数を用いて、BASICコードからアセンブラ制御を行います。恐ろしいことに、いわゆるmon命令が無いため、逆アセンブラすらBASICで自作しないと駄目でした。
続きます。


 

Topへ