2002/03/10
SPGUIの話2
続きです。
「VGAに収まること」というのもあります。画面が大きくなった場合は画面分割やタブなどを用いますが、その基準はVGAサイズ(640x480)を越えないことです。実際にはもう少し小さい画面(512x384)を越えると、画面分割に入っています。「入力項目は下に揃える」。これは標準のGUIからは外れます。表示すべきものは上に配置し、入力するものは下に配置するというのは一般からは外れた変則的な標準ですが、私はユーザインターフェース論で卒業論文を書いているくらいですから、どうすれば便利なのかに関する理論を持っています。その理論に従うと実際に入力作業を行う場合は、上に参照となるデータがあったほうが入れ易いはずなので、そういう標準にしてあります。似たような標準としてあ「表示とリストは表示が上」というのがあります。何らかのリストを表示する場合、そのリストの合計値などは上に配置するという標準です。これ以外にもタブ順の標準や例外規定などがあります。全て馬鹿馬鹿しいくらい真面目に当たり前のことが書いてあるのですが、その当たり前なことというのが重要なのです。このSPGUIに従うと、ほとんどのプログラムは同じ動作をするようになり、小夜香計画全体として同じようなインターフェースを提供できるからです。これはユーザの利便性を向上させることはもちろんですが、それ以外にも二つの大きな役割を持っています。まずチェックリスト化してありますから、テスト工数を減少できます。品質向上の最大のポイントであるテスト工数を短縮できるということがプログラムの生産効率にどのくらいの影響を与えるかは言うまでもないでしょう。また、SPGUIにはサンプルコードも記述されており、一種のスケルトンモデルとして使用できるようになっています。そのため、再利用性向上にも役立っています。
まったく意味が無いようなドキュメントであっても、きっちりと記述してあれば、それは生産性の向上に繋がります。そのことがわからずに、仕様を後回しにしてコーディングするから失敗するのです。時間がない、というかも知れませんが、最終的なトータル時間は少なくて済むんですけどね。


 

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