2001/12/01
デジカメと銀塩の違いの話
先日、デジタルカメラにコンパクトさを求める理由について、まったく理解できないと書いたところ、反論が来ました。内容を要約すると銀塩カメラとデジタルカメラを比較すること自体がナンセンスで、デジタルカメラはおもちゃに過ぎないのだからわざわざ銀塩ぽくする必要は無く、軽くて小さいほうがいいのだ、というものでした。
なるほど、たしかに銀塩カメラとデジタルカメラを比較するのはナンセンスかもしれません。たとえばカメラの性能として画素数というのがありますが、今のデジタルカメラの画素数はせいぜい500万画素程度に過ぎません。35ミリの銀塩カメラの画素数はおよそ3000万画素ですから。つまり、解像度だけで述べるなデジタルカメラはおもちゃで、比較の対象にすらならないのです。だから、デジタルカメラを銀塩カメラの代用として捉えないという発想は必要です。そういう意味でなら、手軽に持ち運べ、手軽に撮れ、またそれを手軽に消せるという利点では銀塩カメラはデジタルカメラに勝ることはできません。つまり前に述べたOCNとADSLのようなもので比較できない、ということです。しかし、それが使い勝手という点で考えると、ちょっと違うのではないかと思います。現在の銀塩カメラのフォームというのは長い歴史の中で淘汰され、生き残った形です。たとえば昔はよくみた横に細長いコンパクトカメラを最近見かけません。これは使い勝手が悪かったために消えたと考えていいでしょう。つまりカメラフォームというのはそれが銀塩かデジタルかに関わらず、使いやすさとか手ぶれの少なさとか、そういった点で見たときの究極の形状は同じであるはずです。
縦型などの奇抜な格好は、たしかに人目を引くことは出来るでしょう。また、世界一、という言葉にも客寄せの効果があるでしょう。でも、それが本当に顧客の使い勝手、ヒューマンインターフェースデバイスという視点で見て世界一なのでしょうか。ただ世界一と言いたいだけではないかという疑問を私は持ちます。


 

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