2001/11/16
同時多発テロの話3
と、書いていたところ(12日)で新たな事件が起こりました。どうやらこれは事故ということになりそうですが、真相はどうなのでしょうか。
今回のケースとしては四つのパターンが考えられます。一つ目は事故で発表も事故。次に事故で発表はテロ。さらにテロで発表は事故、テロで発表はテロというのもあります。事故で発表も事故というパターンは一番何事もないパターンですし十分ありえます。また、現在の情勢と事実が露見した場合のリスクを考えると、事故で発表はテロというパターンも考えにくいでしょう。そうすると残るのはテロで発表もテロというパターンとテロで発表は事故というパターンです。私はこの二つを選択する場合、恐らくアメリカ政府は後者を選ぶのではないかと思います。これは純粋にリスクゲームの世界です。真相はテロだったという場合、テロと発表することによって発生する利点と欠点を考えてみましょう。利点としては、そろそろ厭戦ムードになりそうな国内の情勢を好戦状態に引き戻す効果が考えられます。このまま野放しにすればまたもや同じ事件が起こるぞ、というわけです。また、やられてもやられても屈しずに戦い、最後に勝利するというアメリカ人の好きなヒーローを演じることもできるでしょう。では欠点としてはどんなことが考えられるでしょうか。あれほどまで厳重に警戒していた、しかもニューヨークで簡単にテロを起こされたとなれば、アメリカの航空は危険というイメージをさらに悪化させ、またどのように厳重な対策を取ろうともテロの前では無力ということを証明することになります。この場合、ただでさえ落ちこんでいる経済状態を壊滅させる危険があります。アメリカは大陸であり、飛行機を使わずして他国と貿易を行うことはできませんし、観光業による収入も激減するからです。
現在の大統領はブッシュ大統領で、これはクリントン元大統領のような軍事重視ではなく、経済重視の大統領といわれています。このことを考慮すると、たとえテロであってもテロとは発表せずに、事故と発表して警備を強化するのではないでしょうか。のちのち言い逃れもしやすいですし。


 

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