2001/07/13
W.C.の話
トイレにはW.C.と書かれています。これは一体何を意味する言葉なのでしょう。かなり苦手な英語の話なのですが、頑張って調べてみました。
W.C.というのはもちろん略語ですがもともとはWater Closetという単語です。日本語でClosetというと衣類などを収納する戸棚のことを指しますが、本来はcloseから派生した言葉で、何かを閉じ込める場所という意味を持ちます。よってWater Closetを直訳すると水を閉じ込めた場所ということになります。アメリカを含めた西洋では知ってのとおりシステムバスが主流で、トイレと風呂と洗面所が一緒になっていますから、水場が集中しているんですね。それで水を閉じ込めた場所というW.C.がトイレの意味で使われるわけです。しかし、海外に行ってトイレの場所を知りたくてW.C.なんて聞いてもまず通じません。もしかするとWater Closetなら通じるかもしれませんが。トイレに行こうとして場所がわからないときはたいていの教科書がWhere is the rest room?と書かれていますが、これも通じないことがあります。what?なんて言われてしまって、とりあえず単語だけならとrest room!なんて言って、間違えてレストランに連れていかれようものならどうしょうもありません(経験談)。私はちょっと子供っぽいですがbathroomと聞きます。これが一番確実です。少なくともアメリカではtoiletも実は通じることが多いです。また日本語でトイレに行くときに「花を摘みに行く」のような間接的な表現を用いる場合がありますが、意外にも英語にもこのような間接表現があります。それはTo do a job for oneself.という言葉で、直訳するなら自分のための仕事をしにいく、という意味です。私が初めてこう言われたときに、なにを言っているのかわからずにDo you have a job?なんて聞いてしまい、Yes,I have an important job.なんて言われて後でなんだか知って恥をかいたことがあります。
余談ですが、立ちションにも英語表現というのがあります。これはBurn the grass toというのですが、どうやら英語圏の人はおしっこで草を燃やすことができるようです。


 

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