2001/06/29
根気の話
一般に集中力の持続は二時間が限界と言われています。まだ精神が未熟である中学生あたりだと一時間が限界だそうです。さて、私の集中力の持続は二十分が限界です。それを越えるといきなり効率が落ちるのです。
私は異常なまでな集中力を発揮し、このときの集中は並大抵ではありません。人によってはまるで気違いを見ているようだとまで言われます。例えば今、テーブルトークを電車の中で書いているのですが、この電車が次にどの駅に着き、現在どこにいるのかもまったくわかりません。テーブルトークくらいは大した集中をしているわけではないのですが、特に私が仕事をしている間は外界のあらゆることがシャットアウトされます。話し掛けられようが電話が鳴ろうが、これは実際にあったことなのですが、隣でマシンが焦げていようとまったく気づきません。こうして異常なまでの集中力で仕上げるプログラムは質、量ともに社内の平均的なプログラマの四倍以上にもなります。しかし、この集中はたった二十分で途切れます。おまけにその後一切休まないで働きつづけるといきなり効率が平均的なプログラマの半分以下にまで落ちるのです。その結果、休まずに一時間仕事した場合、私の仕上げるプログラムは質も量も普通の人と変わらなくなります。そのために私は二十分集中したら十分間休憩を入れるようにしています。十分間の休憩で集中力は回復するからです。この超短距離的な性格はこれは私の根源的な性格らしく、もともと、昔から超短距離走向けの人間なのです。例えば私は百メートル走で勝った試しがありません。それどころか五十メートル走ですら勝った試しがありません。そのかわり五十メートル走、百メートル走のどちらにしても最初の二十メートル程度は必ず相手よりも前に出ています。
結局、私は日常生活においても通常の人よりも集中してさっさと仕上げてしまうため、時間に多少の余裕が出来るのですが、これが仇となることが一つだけあります。それは会議です。頼むから会議は二十分に一回休憩をいれてください・・・。


 

Topへ