2001/05/06
電源の話
PCパーツ関係の話はそれこそマシンが一台作れるほど色々書いたのですが、実はまだ書いていなかったものがあります。それが電源です。
よくパソコンが起動しないなんてトラブルの場合、電源が疑われます。これには一応理由がありまして、一般に国内生産ではない電源は115V仕様になっています。これはアメリカ国内が115Vのためなのですが、日本国内では電源は100Vの電圧が供給されます。また、東日本に住んでいる場合、周波数の違い(アメリカは50Hz、東日本は60Hz)も気になるところです。実際にはATX規格は90Vでの動作を保証しなければならないことになっていますので、100Vという値は許容範囲のはずです。ところが家庭で使うコンセントに流れる電圧は通常90Vから110V程度で変動しておりますし、タコ足配線などしていると90Vを下回ることが考えられます。また、100Vで動作するといってもその分入力される電圧が低くなりますから出力される電力も低下すると考えられます。この誤差は計算上100/115であり、300Wの電源なら実に260Wまで低下することになります。そのため一番電力を必要とする起動時に電力不足となり起動しないという事態に陥ったりするようです。これを防ぐために100Vから115Vに昇圧するトランスをかましたり、無停電電源装置(これによって電圧不安定を防ぐ)をつけたりして対処する場合もあります。私の場合はほとんど全てのサーバは無停電電源装置を用いていますのでトータル電圧が期待値で越えた一件を除いては起動トラブルというのは発生したことがありません。とはいえ電源は容量の大きいものを選ぶほうが何かと安心です。電気代はかかりますが。
ところでなんで突然電源の話を書くことになったかと言いますと、また電源がお亡くなりになったからです。私の電源、お亡くなりまくりです。実際、既に5台もの電源が亡くなっています。しかも同じ型の250W電源。そう、亡くなったのはすべてぺんぎん筐体の付属電源なのです。もう偶然とは思えまえん。何かの呪いでしょうか?


 

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