2001/04/13
リンクのリスクの話
最近うまい具合に面白い(?)ケースがあったので。
えーと、あるサイトで、リファラというものを知らないらしい、ある大学生が自分のサイトからあるリンクを貼りました。そのリンク先のurlは個人運営のサイトなんですけれど、確信犯的にある固有名詞でurlを取っていたんです。その固有名詞を運営している人は万一固有名詞を保持している側から連絡があった場合は関係者の方からの要請があったときには即座に明け渡す用意をしているからドメインゴロではないと言っているようですが、そのことはくだんのサイト上には特に明記されておらず、WhoIsなどで調べて既に確保されていたら譲り渡せなんてメールを投げたり裁判を起こしたりする会社なんてのは稀ですから、当然そんなことをするわけはなく、実際にその固有名詞の製品を保持している会社は別の、似たようなurlを確保したという現実があります。それをその大学生が「酷い」と表現しました。さて、このリンクがリンク先のサイトのリファラに引っかかり、そのサイトを運営していた人とその仲間が自分達の運営しているサイトにこの大学生のサイトのurlを書きまくり、攻撃しだしたのです。そしてついにサイトを閉鎖させてしまいました。言ってしまえばよくある事件で、サイトの悪口を書いたら悪口を書かれた側が力でねじ伏せたというだけの事件なのですが、問題はそのことではなく、リンクというものは危険を伴うものだということです。リンクして悪口書けば、相手から反撃されて自分が叩き潰されることもありますし、逆に返り討ちにできることもあるわけです。つまりリンクというものにはリスクが存在するのです。そのリスクを覚悟していればいいのですが、覚悟せずにリンクを闇雲に貼ればこういう目に遭う可能性もありえるのです。しかもリンク先のサイトが弱小であればあるほどリスクが大きいんです。何故ならこの手の戦いは最終的にはパワーゲームとなり、常連の多いほう、つまり日のヒット数の多いほうが勝つからです。
私のサイトはパワーゲームになれば確実に負けますから、リンクには非常に注意を払っています。あなたのサイトのリンクは大丈夫ですか?


 

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