2001/02/27
凄くない!の話
今日は珍しく泣き言を言います。
人から「凄い」と言われると、私は拒絶反応を示します。その言葉のせいでオーバーヒートに陥ったことが多々あるからです。能ある鷹は爪を隠すということわざがありますが、私は能がないので爪を隠しません。私は自分の信念の太く短くを実践するために、私は常に100%に近い能力を使っています。一切手を抜かないのです。睡眠時間すらぎりぎりまで切りつめて、最高でも五時間。そのかわり土曜か日曜に文字どおり死んだように十時間ほど寝て、なんとか生き長らえています。私はあらゆることがらに対して最初からトップギアで始めます。普通はいきなりトップギアに入れる人はいませんから、私のトップギアを見た人はこれがローギアだと思い込むようです。ローギアでこれくらいできるのだから、トップギアに入ればもっと凄いことをするに違いないという勘違いが私にもっと上を要求します。でも、私自身はすでにトップギアですから当然できるわけがありません。それでも必死になってなんとかこなすと、やはりローギアだったのだ、と思われ、そのトップギアを越えたレベルを要求されつづけてしまいます。そしてオーバーヒート。このパターンを何度繰り返したことか。初めに手を抜くとか、爪を隠しておけばいいのですが、私の性格としてそれができません。常にぎりぎりの状況なんです。この勘違いというか、買いかぶりというものはあらゆる状況で発生します。ネットワークでもそうですし、私生活でもそうです。頼むから「凄い」って言わないで下さい。買いかぶらないで下さい。何度も言いますが私は凄くなんかありません。みなさんの100%のほうが遥かに凄いんです。私は限界まで力を出しきってやっと、これだけのことしかできないんです。
こないだもあるページで「凄い」と書かれたのを見つけたので書いた本人をさっくりと調べて「凄くないですよ」というメールを投げたら驚愕されてしまいましたが、そういうわけで、私に「凄い」って言わないでくださいね。


 

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