2001/02/21
危機管理の話
てーぶるとーくではあんまり政治の話は振らないようにしています。理由はあまり受けないからです。でも、さすがに今回はあまりに面白かったので振ることにしました。
個人的にはたとえ事故の最中にゴルフをしていたとしてもそりゃ公人としての期間でない時期に何をしていようが勝手な話で、どこかの馬鹿のようにこれを機会にゴルフを辞めろ、などと言い出すのは明らかな筋違いというものです。少なくとも事件発生時に即連絡が取れたわけで、これは問題ありません。ちゃんと首相官邸に居たにも関わらず丸一日連絡が取れなかったということを仮定して考えてみれば問題がないことは明白でしょう。その後、ゴルフを続行した件に関してもその行為に明確な理由が存在しているのなら、問題とはなりませんし面白い話でもないです。では何が面白かったって、今回の事件が「事故」であり「国として対応する危機管理事案ではない」という見解。これって非常に面白いんです。かなり壊れた小説を書くトムクランシーの「日米開戦」という、とっても笑える小説があるのですが、これの出だしがたしか日米合同演習のどさくさに紛れて米軍潜水艦を撃沈するというもので、実は事故に見せかけた故意の攻撃だったという。同盟国とはいえ自国の民間船と他国の軍艦が激突して自国の船が沈んだらやっぱり事故なんでしょうか。それじゃあ、例えば日本に侵攻する意志のある船が民間船に事故を装ってぶつかったとしても、これは「事故」となり「国として対応する危機管理事案ではない」と言いきれるのでしょうか。このへん、非常に興味深いことです。
ところで、今回の事件で国内で一番痛手を受けたのは実はゴルフ業界なんじゃないかなと思います。彼等自身の責任ではないのですが、ゴルフ自体に対する強烈なイメージダウンになりましたからね。このせいでゴルフというスポーツの需要が落ち込んだら、やはりパフォーマンスとして「ゴルフはとってもよいスポーツです」とかって言ってあえてゴルフをプレーしたりするんでしょうか。いつぞやのかいわれ大根のように。


 

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