2001/01/18
アンチアンチintelの話1
なんか誤解されている上にいまだに煽られているようですが、私はアンチAMDではありません。ただ単にアンチアンチintelなだけです。うわ、わかりにくい。
はっきり言ってAMDとintelが戦ってくれればそれだけコストダウン要求が厳しくなりますし(実際問題としてAMDが頑張ってくれたおかげでintelのCPUの価格が下落したのは疑う余地もありません)、これは我々ユーザにとっては利点となりますから、両者共倒れになったり片一方が潰れたりしないように適度に勝手にやってくれればいいし、以前にテーブルトーク(インテルとAMDの話)で書いたとおり、たとえAMDが親会社の因縁絡みで対intelのために作られた会社であったとしても、そんなことはどうでもいいのです。そもそも、私がちょっとだけいた出版業界ではそんなことは当たり前のことでした。系列子会社を実験台にして失敗すれば切り捨てなんてのは日常茶飯事なんですよ。そうやって潰れた会社のほうが潰れなかった会社の数よりも圧倒的に多いのです。ちょっと書いちゃいますが、たとえばある中堅出版社K社はエッチアニメビデオの原作小説をやろうとして、売れるか心配だったので子会社F社(この会社自身は本来は独立系の会社だったと聞きます。それが丸ごと買い取られたんですね)に押し付け、失敗したら切り捨てるつもりだったらうまく行ってしまった。今度はTRPG関連の製品をその子会社に押し付け、やはり成功したら本社のほうでも始めた、なんてのもあります(この話は私がそのF社の編集の人と飲んでいたときに愚痴として聞いた話なので、信憑度は高いですが、完全に本当とは言いきれません。念のため)。ここで重要なのはその子会社F社が親会社から押し付けられた業務できちんと成功を収め、その会社が潰されないくらいに大きくなったということです。私も現在某大手企業の子会社にいるのでわかりますが、そのための努力はベンチャ企業以上のものが必要だったでしょう。そういうわけで、同じ立場であった(と思われる)AMDに対して私は偏見は持っていません。
明日に続きます。


 

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