2001/01/16
学ぶの話
私は粘着気質がかなり高いので、あることを決めて、そのことに対して集中して学ぶことが得意です。
逆にある程度まで学ぶと分裂気質にありがちな飽きを生じてそれ以上、そのことについて学ぼうとしなくなります。つまり知った気になったところでやめてしまうんです。そのため私には満点というものがありません。常に八割か九割で止まってしまいます。これは私個人の学ぶ姿勢によるところもあります。私はできるだけ多岐に渡った知識を、浅くでも構わないのでたくさん知りたい人です。何かをとことん学んだ人はわかると思いますが、ある知識について八割から九割まで知るのはわりと時間的に短くすみますが、そこからさらに一割を埋めようとするとその八割か九割を学んだ時間と同じか、それ以上の時間が必要になります。そしてその一割が本当に必要かというと大抵の場合は知らなくても良いことです。それでも何らかの資格を得ようとすると八割では危なく、九割かそれこそ十割の知識が必要になります。私は現在、情報処理系の資格だけで四つ持っていますが、これらの資格を取るために普段よりも深く知る必要がありました。もちろん私の分裂気質を抑えて長期間勉強しなければなりませんので、そのために工夫が必要でした。といってもそれほど難しい工夫をしたわけではありません。私がやったのは、飽きないように学ぶことです。例えば試験範囲が一から五だったとします。この五つの項目を抑えようとすると苦痛です。そこで私は最初は試験と関係のないところを学ぶようにしました。つまり、六をやってみるのです。六をやるには一から五まで全てをある程度知らないとできません。ですから当然手も足も出ないのです。そこで一から五までの間で六を行うのに必要なことだけを勉強します。次に七をやります。七に必要なことを一から五までの間から見つけだし、そこだけ学びます。これを繰り返していくうちに一から五までのほとんどを知ることになります。あとはその中からすっ飛ばした残りわずかな部分をゆっくりと勉強します。 >世の中には私と同じように学んでいる途中で飽きる人というのはたくさんいると思います。そういう人はこの方法を試してみてください。


 

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