2001/01/03
アレルギーの話1
この季節になるとそろそろ杉花粉症の予測が発表されます。今年は例年に比べて遙かに多くの花粉が舞うようで、杉花粉症の人は注意が必要なようです。
以前に書いたと思いますが、私は免疫能力が極めて低く、そのため花粉症にはなりません。もちろん花粉症だけではなく、アレルギーもほとんど起こしません(杉花粉症もアレルギー疾患の一種です)が、唯一といって良いアレルギーがあります。それは「一部のアルコール類アレルギー」です。本来ならアルコールアレルギーと言い切りたいところですが、残念ながらすべてのアルコールで発生するわけではありません。ある種のアルコールを飲んだときだけ蕁麻疹が出て、とっても痒い思いをします。わかっているのは基本的にビールはある銘柄のビールのみ駄目、ワインはほぼ壊滅。そのかわり、同じ麦やブドウを使っているウィスキーやブランデーは大丈夫です。ですから「一部のアルコール類アレルギー」なんですね。おそらくある種のアミノ酸に対してのみ発生するアレルギーと考えられます。ついでなのでアレルギーがなぜ発生するかについて、軽く説明します。アレルギーにはアレルゲンという原因物質が体内に入ることにより、それを抗体が撃退しようとして無駄に攻撃し、発病します。たとえば杉花粉症だと目に入った杉花粉を撃退しようとして発熱し、それが痒みとなります。鼻水はアレルゲンとなる杉花粉を攻撃した白血球の死骸と考えればわかりやすいでしょう。そしてこのアレルゲンはそれが存在している量と発病率自体に直接的な因果関係がありません。もちろん、花粉の量の多い年ほど発病したときの症状はひどくなりますが、発病するパーセンテージ自体はあまり変わらないのです。たとえば杉林の下に生活している人に杉花粉症はそれほど多くなく、それよりもずっと花粉の量の少ない都会で杉花粉症が多発します。この理由はアレルゲンはそれを敵と認知して攻撃しなければ害がないためです。ではなぜ、本来は敵ではないはずの杉花粉などのアレルゲンを敵とみなすのでしょう。
明日に続きます。


 

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