2000/11/20
アンパンマンの陰謀の話
未だに人気の絶えないアンパンマンですが、初期の頃の原作を読んでみるとかなり意外です。登場人物はアンパンマンとジャムおじさんくらいしかいませんし、アンパンマンは困った人のところに行って自分の顔を食べさせる、ということしかできません。たあいもない話なのですが、実はアンパンマンにはおそるべき陰謀が潜んでいるのです。
まずアンパンマンを出版しているフレーベル館はその横文字の名前からしてキリスト教系っぽいです。そんな会社がなぜアンパンマンを作ったのでしょうか。日本人キリスト教化計画のためです。アンパンマンの大きな特徴は、正義の味方、自分の顔を食べさせて人を救うという二点しかありません。しかし、これはキリストの特徴を表わしています。自分の顔を食べられる。これは右の頬を打たれ(食べられ)たら、左の頬を差し出せ、という教えを表わしています。これこそキリスト教の献身の美徳です。さらに決定的な証拠はアンパンマンが食べられているのは彼自身の顔、つまり肉だということです。あなたはもちろん知っているでしょう。パンはキリストの肉、ワインはキリストの血という言葉を。つまりアンパンマンはキリストその人なのです。このような抽象的な表現が必要だった理由を知るためにはアンパンマンを見て育った子供たちが教会に訪れたときのことを考えればわかります。子供たちがまず聞くのはキリストがどんな人なのか、です。それに対する答えは非常に難しいのですが、「アンパンマンのような正義の味方だよ」という答えを返せば、子供たちはすんなり納得するでしょう。つまりキリスト教がその教義を教えやすくなるのです。テレビのスイッチを入れましょう。あなたにはジャムおじさんという名を使うヤハウェの御姿が拝めるはずです・・・。
念のため書いておきますが、私が書いたことはすべて私がよく使う冗談の一つであり、単なる笑い話にすぎません。また、事実とも反しています(たとえばフレーベルは幼稚園の創始者であり、宗教とは無関係な人物です)。


 

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