2000/10/20
POSTCODECARDの話
ポストコードカードというのがあります。これはパソコンのハード関係でトラブルが起こったときに指定の場所に刺してパソコンを起動すると、BIOSの初期化情報を表示して何がおかしい(CPUが刺さってないとかメモリでエラーになったとか)のか教えてくれる便利なカードです。が、これに頼るととんでもないことになります。
実は私の持っているケースの中で不遇のケースというのがあります。銀ぺんぎんです。彼は何かあるとその中身を他のマシンに横取りされていて完成することがなかったのです。さすがにそろそろ完成させてあげないとと思いどうせならとマザーボードとかCPUとか最新のものを買ってきてさくっと組みたてて電源を入れたのですが、どうもうまく起動しません。何かあると困るのでさっさと電源を切りました。こういうときに役に立つのが、くだんのポストコードカードなのですが、私が持っているポストコードカードは残念ながらISAというちょっと古いタイプのカードだったので、この最新のマザーボードでは使えませんでした。そこで新たにPCIカード型のポストコードカードを手に入れ、パソコンに刺して起動しました。ところがこのポストコードカードって数字が見にくいんです。マシンは当然蓋を開けた状態で、他のカードの隙間から数字を見なければなりません。これを見ようとして四苦八苦している間に突然マザーボードが白煙を吹き上げました。慌ててスイッチを落とそうとしたのですが不自然な態勢でなかなかスイッチに手が届きません。スイッチを切ったときにはマザーボードもCPUも焼け焦げていました。この事故の原因はのちにマザーボードの初期不良ということが判明したのですが、ポストコードカードに頼らなければさっさと電源を落としてCPUだけでも助けることができたかもしれません。
そうそう、あるPCDIYのお店でポストコードカードを探していて「BIOSの初期化情報を表示するためのポストコードカードありますか」と聞いたところ、「うちではあいにく絵葉書は扱っておりません」と言われてしまいました。ちゃんと勉強してね。


 

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