2000/09/22
通信中毒の話
会社から夏休みをやっと頂けたのでしばらく箱根の山奥に篭っておりました。篭っていたホテルがPHSが入らないのはもちろんのことISDN公衆電話すら近くにないという環境のため、まったく通信不能というところでした。友人の話では携帯すら入らないそうです。初めはそれでもどうってことはなかったのですが、だいたい3日目くらいから禁断症状が現われだし、意味も無くノートパソコンの電源を入れたり、いきなりVC++(1GしかないHDDにヘルプも含めてフルセットで入れてある)でコーディングを始めたりしだしたのですが遂に耐え切れなくなり、女房子供をほったらかしにしてISDN公衆電話を探す旅に出る始末。結局ロープウェイを駆使して山を下り、やっとISDN公衆電話を発見、そこから自分のSiteとメールをチェックしてまた山に登るという。
会社のネットワーク部のミスでWebはおろかメールすら使えなくなったときにも感じたのですが、本当に通信に毒されていますね。ほんの5年前ではメールなんかほとんど使わなかったのに今やメールなしでは仕事もままなりません。既にアメリカでは問題になりつつありますがこの数年の間にネットワーク依存症は大量に増えると思います。私の友人にも何人かネットゲーム依存症の人がいますし。もし誰かがたった一週間でも構いませんからインターネットを基底から停止させればその影響はそのへんのテロよりも経済的な破壊力を持つでしょう。山篭もりのおかげでサイバーテロの恐ろしさが身にしみました。本来、インターネットの基礎であるWebという概念は通信遮断に対する抵抗力として軍事目的で開発されたのですからこれはおかしなことなのですが、一つのことに依存しているとそれを失ったときにいかに脆いものなのかがよくわかります。
IT革命とか横文字使って騒いでいますが実際にはネットワークを失ったときに何もできない社会にしてしまうという、経済を脆弱にするだけの革命です。全てがWebだけで出来るようになんて言っていますが、私は反対です。


 

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