2000/07/03
Windowsの話
私はFSW集団小夜香計画の代表なんかしている関係で、互換性のないOSが名前だけ似て売り出されることが非常に怖いのです。
一番酷かったのはWindows2000ですね。Windows95からWindows98への変更はそれほど酷くはなく、互換性もまあまあ保たれました。ところが実際にはWindowsNTの後継であるWindows2000はあたかもWindows98の後継のようなふりをして売られたため、その互換性のなさにかなり大変な思いをしたのです。特にソフトウェアを作ったこともない連中はWindows2000で動かないのをソフトウェアのせいだとか、OSの種類をチェックするのにWindows2000が入っていないせいだとか無責任な噂をばらまき、あたかもOSには完全な互換性があり、動かないのはソフトのせいなような言い方をしてくれました。実は裏では有名なのですが、リッチエディットコントロールというオブジェクトを使用しているとWindows2000ではまともな動作をしないという話があります。これはリリースノートには書かれていませんが、あかるさまなバグで、Office2000のサービスパックを当てると直ります。これ以外にも例えばパワーユーザよりも上のレベルでないとフォルダを生成した際にユーザのレベルのせいでアクセス不能になるなどといった現象も起こっています。このへんの事情はだいぶ公開されてきたため、あの頃「動かないのはソフトのせい」と言っていた人達は今沈黙していますね。そりゃそうでしょう。彼らの無知蒙昧のせいで不愉快な思いをしたソフトウェアベンダは彼らの名前を忘れていませんから。もちろん私も忘れていません。私も過激なことを書きますが、間違えたことを書いたときはさくっと訂正しますし、だいたいある程度調べないと書きませんから、こういうことになることはありません。
そろそろWindowsMEの話題が出てきそうですね。今度もまた互換性のなさに我々は泣くのでしょうか。メーカーの発表はプレイステーション2のようにどうせ100%互換でしょうけれどね。今だかつて100%の互換性なんて実現した試しがないのに。


 

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