2000/06/26
略語の話
世の中にはコンピュータ用語に限らず変な隠語というか略語があります。例えばマザーボードをマザボ、インターネットはインタネ。メールアドレスはメルアドとか。プリント倶楽部((C)ATLAS)はプリクラなんて略したりします。
はたしてこれらの略語は何の意味もなく略されているのでしょうか。実は偶然かもしれませんが略自体には根拠があり、決しておかしな略しかたではありません。まずは、一番変に聞こえるマザボから検証しましょう。この言葉は日本語ではマ「ザー」ボードと、ザにアクセントを置いて発音しますおでマザボと略すととっても変な感じがします。ですが、試しに知り合いの英語圏内の人に発音してもらうと「マ」ザー「ボー」ドと、マとボーの位置にアクセントを置きます。つまりマザボーと聞こえるのです。同様にインターネットは「イ」ンター「ネッ」ト、インタネと聞こえますし、メールアドレスは「メー」ル「ア」ドレス(場所によってはアドレスはアド「レ」スの場合もある)、メルアド、プリント倶楽部もプ「リ」ントク「ラー」ブ、プリ(ン)クラーと聞こえるのです。日本語的発音に毒されていると不思議な略語が英語で発音すると不思議でもなんでもなくなるという不思議。ただしこれらの発音は明らかに変です(わざわざ「マ」ザボとは発音しませんよね。普通はマ「ザ」ボと発音します)し、本来の音に近い略語を使わないものもあります。ハードディスクなんてハーディスとは言いません。もちろん、これらの法則に従わない、イレギュラーな略語もあります。コントロールパネルの略語のコンパネ(コント「ロー」ル「パ」ネル、コ(ン)ローパと聞こえる)なんてのはその最たるものです。こういうのは聞いたとたんに気持ち悪く感じる人とそうでない人がいて、それだけでTOEICよりも正確にその人のネイティブとしての英語の実力がわかります。
私?私はもちろんアメリカに3年間住んでいたくせに英語が駄目な人なので、気持ち悪く感じたりはしません。むしろインタネが気持ち悪いぃ。


 

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