2000/05/16
けの話
女性っぽい男性はそのけがあるなんて言われ方をしたりします。女性っぽいとか男性っぽいとかってのは本来は女性ホルモンや男性ホルモンの比率で変わったりしますが、そういえば女性っぽい男性に頭の禿た人はいませんね。というわけで、今回は毛の話です。
毛がふさふさしているとか毛がないというのは男性ホルモンが大きく左右します。男性ホルモンが多く分泌される人は禿げやすくなります。ということは、毛が薄い人は男性ホルモンがばりばりに出ているということになり、それが「禿げは精力絶倫伝説」に繋がります。ところが、実はこの精力絶倫と男性ホルモンにはあまり因果関係はないんですね。だから上で書いた話も根拠がありません。敢えて根拠をあげるなら禿げの人が女性っぽいしぐさをしないという社会通俗的な問題だと思われます。最近騒がれています環境ホルモンにより人類は女性化しているということは禿げの数も減るということになりますが、そういうデータはありません。もっともかつら産業の総売り上げ数の推移を見て数が増えているからといって逆に禿げが増えているということにもなりません。何故なら、昔に比べて禿げを気にする人が増えたため、かつらなどしなかったはずの層がかつらをするようになった可能性もありますし、総人口に対する平均年齢が上昇している、つまり高齢化社会になりつつあるため、禿げの数が増えている(禿げがふさになる数は少ないですがふさが禿げになる数は多い、つまり年を経れば経るほど禿げ人口は増えます)という可能性もあります。ちなみに、かつら産業は今、大きく変化しているそうです。これは需要供給曲線が崩れ去ったためです。つまり、かつらをしたいほとんどの禿げにかつらを供給してしまったため、かつらの売り上げが減ってしまうことが予想され、そのため育毛という新たな産業に手を出してきたということです。これには裏があって新規顧客開拓として、育毛で訪れた人に「駄目です、かつらにしなさい」という恐ろしい宣告も場合によっては・・・あるとは言い切りませんが・・・(歯切れ悪くてごめんなさい)。
ところで。私の髪はあと5年だそうです(ミクロの世界参照)・・・・。


 

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