2000/02/29
画質の話
珍しくDIYの話です。私は今までいろんな自作をしてきましたが、基本コンセプトはいかに安くであったため、それほど高画質なグラフィックカードは使っていません。今までに一番高かったのは中古で買ったOxygenVX1です。画質、というのは非常に個人の趣向に左右されるものであり、例えばある人がG400MAXの画質が一番いい、と言ったところで他の人にとってはそれが好みに合わないことは往々にしてあるわけです。その中でも比較的評判が良いのはMATROXというメーカのカードですね。G200とかG400といったカードを出しています。かく言う私も、仕事のマシンはG200です。特徴としてはとにかくシャープ。鮮明さです。それから色調が派手ではないこと。もう一つの人気はカノープスというメーカで、こちらはSPECTRAというシリーズで有名です。こちらはどちらかというと色調が派手目で、暗いところはより暗く、明るいところはより明るく、という感じに見えるようです。
ほとんどの人はこのMATROX派かカノープス派に分かれるのですが、実は私が好きなのは3Dlabsというメーカの製品なんです。Permediaというシリーズを出しています。何が好きかって言われると、ぽわんとした画質なんです。前述の2つのビデオカードの画質が鮮明なのに対して、このメーカのカードはどれも不鮮明です。ちょっと変な表現をするなら、前述のメーカが写真だとすると、3Dlabsは絵画のような感じですか。ファンタジーっぽい絵になります。
ビデオカードとしての性能はOpenGLという部門での性能がずばぬけて高かったのですが、最近登場した(そして流行している)GeForceというチップセットの登場により、値段ほど高性能ではなくなってしまいました。
そういうわけで、私のメインマシンには3Dlabsのカードが入るというのが基本だったのですが、この前、この神話はもろくも崩れ去りました。AIWの登場によって。
明日はこのAIWについて書きます。


 

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