もなみ9歳
〜Lite〜
2005年06月01日 データマジック(後)
 えっと。
 昨日の続きで、発売1ヶ月後の販売シェアでもソニーがアップルを抜いたという記事の他のチャートについて見ていこうと思いますー。
 さて、512M超のシリコンオーディオのチャートですケド。
 こちらは、もなみが昨日書いた「初期出荷台数と追加出荷台数では初期出荷台数が圧倒的に多いはずで、初めから売り切れ続出なら、発売された週こそシェア率が急激に上がっても、翌週では出荷台数そのものが減少するはずで、シェア率は一時的に低下していなければなりません」というのをはっきりと示していますー。
 また、後半でネットウォークマンのシェア率が上昇しているのも、生産ロットが増えて入荷量が多くなったことを示しているわけで、まさしく記事のとおりの内容になっていると思いますー。
 ただ、不可解なのはネットウォークマン発売直前の4/11〜のデータでソニー様のシェア率が上昇していることー。
 この謎については例えば新製品発売直前で旧製品の価格が下落したトカ色々と想像はできるのですケド、もなみにも確証がありませんー。
 さて、実販売数データを作成するにあたって、このクラスで注目すべきはiRiverのシェア率ですー。
 というのも、チャート上は512M以下のときと差があるように見えませんケド、実は数字のマジックで512M以下と比べて縦軸が半分に減らされているためで、実際には前半はiPodと大差の2番手、後半はiPodとネットウォークマンと大差の3番手、つまり大差がありすぎて競争相手にすらなっていないためですー。
 そこで、市場に影響力を持たないiRiverの販売台数に変化が無かったと仮定して、実販売台数の予測値を示しますー。
 想定される実販売数推移
 元記事の図と比較してみますと、ネットウォークマンの販売推移こそ変わりませんケド、あれほどデコボコに見えたiPodの販売推移が実際はネットウォークマンの発売に関係なく緩やかに下降していたということが判りますー。
 これは欲しい人は既に買ってしまった、つまりiPodの販売が一周したためと考えられますので、今後も緩やかに下降していくでしょうねー。
 なお、10GB超のチャートに関しては三番手の売上シェアに変化が見られないことから、素直にiPodのシェアを食ったと考えて構わないと思いますー。
 ただし、図を見る限り、今後もアップル様50%、ソニー様30%のまま推移に変化はないでしょうねー。
 さて、これで元記事が何故実販売台数という絶対数値ではなく販売シェアという相対数値を用いたのか、その意図が読めましたねー。
 ようするに「512M超のシリコンオーディオではネットウォークマンの発売によってiPodの販売台数が急激に低下した(iPodのシェアをネットウォークマンが奪っている)ように見せるため」に販売シェアデータを用いた、ということー。
 そうとでも考えない限り、実販売台数という絶対数値ではなく、あえて販売シェアという分母(総販売台数)の変化によって値が大きく変わる相対数値を用いた理由がないのですー。

 そういうわけで、元記事が実販売台数の推移という絶対数値を出さなかった以上、もなQは上のように結論をつけざるを得ませんー。
名無したん:要約すると、「シェア率だと分母も変わるので変になる」これでいいのかな。よくわかってない・・・
にゃ様:某質ばんくぎんこうの外貨預金の広告もアレですねー。
ヨシミ22歳様:統計処理では、こんな小細工しなくてももっといろんな嘘がつけるような気がしますがねえ…。
もなみ:まー数字はともかくシェア率グラフと実販売数グラフを比較してみてくださいなー。
桃尻娘様:ん、もう6月になってる
ア(ryたん:やっぱり(゚ν゚)計算ムズカスィネー
おで様:何、ちゃん?
おでちゃん:1げとー

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