2002/09/26
FreeBSDインストールの話2
続きです。
結局、FreeBSDでサポートしているPCMCIAのSCSIカードとNICをスロットに刺しこんで(ThinkPad535はPCカードスロットが2つある)インストールを行おうとしたのですが、ここで予想外のとんでもないトラブルが発生したのです。PCカードスロットにPCMCIAカードが刺さらないのです。別のカードを刺そうとしたりしても、どうやっても上のスロットにカードが刺さらないのです。何ごとだと思って、中をペンライトで覗いて見ると、何か黒い固まりがPCカードスロットの奥に詰まっているのが見えました。仕方なくThinkPadをばらばらに分解し、PCカードスロットを外してみたところ、どうやらプラスチック片のようなものがスロットの端子に挟まりこんでいるようでした(後に遥か昔に壊した「バッテリ用留め具」の破片と判る)。ThinkPadのカードスロットは一体形成なので、分解しても奥はよく見えないし、ピンセットも届きません。絶体絶命のピンチと思ったのですが、以前にニコイチした(液晶が割れたThinkPadとキーボードが壊れたThinkPadから正常動作するThinkPadを作り出した)ときの「壊れThinkPad」が残っていることを思いだし、パーツ箱を開けるとあるじゃないですか、PCカードスロットのパーツ。早速交換したところ、二つのカードがきちんと収まり、また認識もできそうな雰囲気でした。さて、ここでかなり時間を食われながらもインストールを続行したところ、私が用意したNICが豚のしっぽ不用のコネクタ一体型だったため、上にNIC、下にSCSIという形を崩すことができないにも関わらず、FreeBSDのインストーラがどうしてもPCカードスロットの上の1枚しか認識しないのです。困った挙句、かなりの冒険ですが、いっそのことNICは後で認識させることにして、とりあえずSCSIカードだけでも認識させようかとも思ったのですが・・・。
続きます。


 

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