2002/04/22
アンパンマンの深い世界の話1
私が以前に書いたアンパンマンに関する2つの文章が、2ちゃんねるのSF板(「アンパンマン世界設定の納得のいく理由を考える」スレッド)に転載されているのを見つけましたので、ついでに幾つかの話題を振り、意見交換をすることにしました。その結果、アンパンマンの世界に関する深い考察が得られましたので、ここで仮説ではありますが、発表します。
アンパンマンの世界における、バイキンマンの立場というものに関する公式資料があります。それによると、「バイキンマンは病原菌のような存在で、風邪を引いて治ってもまた風邪を引くようなもので、何度やられても戻ってくる」そうです。しかし、風邪を起こす細菌は免疫の関係から同じ菌ではなく、毎回別の菌というのは常識でしょう。このことから、バイキンマンは、やられるたびに死に、第二、第三のバイキンマンという具合に、毎話異なるバイキンマンが現れているということが明らかになりました。なるほど、バイキンマンの戦法に毎回変化が無い、つまり学習能力が無いように見えるのは、全てが異なるバイキンマンだったからと考えることができます。ということは、どこかでバイキンマンの死骸が発生しているわけで、これは何らかの方法で処理されているはずです。一方、アンパンマンが新しい顔をもらったとき、その古い顔がどこに行ってしまうのか、という疑問も出てきました。これに関しては、その後の戦闘シーンに存在していないことから、瞬時に消えてしまうらしいことがわかっています。まあ、アンパンマンの古い顔がいつまでも残っていたら、町中アンパンマンの古い顔だらけになってしまいますから、当たり前ですよね。そうすると、バイキンマンとアンパンマンの二つの死骸を処理するものとは、何でしょうか。そこで俄然注目されているのが「カビルンルン」の存在です。「カビルンルン」は、その名のとおりカビですから、バイキンマンの死骸やアンパンマンの古い顔に付着して、凄い早さで分解し、増殖しているのでしょう。
続きます。


 

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