2002/04/10
ネットイベント運営の話2
突発的なイベントを成功させるためにはどうすればいいのでしょうか。
突発的なイベントの例としては最近ですと2ちゃんねる発の「田代祭り」や「吉野家コピペオフ」などが挙げられると思います。逆に計画的なイベントは、残念ながらネット上では私は良い例を知りません。実は計画的なイベントがネット上で成功した例は存在しないのかも知れません(後述するがこれには理由がある)。なんにせよイベントを成功させるためにはまずどちらのイベントにするのかを初期段階で決めておく必要があります。なぜなら、日時が定まらないからです。突発的なイベントの場合は、イベント発生日を後ろにずらしてしまうと勢いを殺いでしまいますし、逆に計画的なイベントの場合は、イベント発生日が早過ぎると準備不足に陥ります。また、どちらにしても重要なのは、大義名分です。大義名分というと、何だか御大層なものに聞こえるかも知れませんが、ようは参加者が参加しようと思うような理由づけということです。以上をふまえた上で、先に突発的なイベントから行きましょう。突発的なイベントを成功させたいなら、あまり深く考えたり、色々と方策を練ったりせずにスピードを第一にすべきです。何故ならイベントというものは時間が経てば経つほど、その企画そのもの粗が目立つようになりますし、また反対意見なども山ほど出るからです。これらを防ぐためにはスピードを第一にすることで参加者に何かを考えさせる時間を与えないしかありません。変な話ですが、善悪に関係無くやってしまったもの勝ちみたいな流れに持っていくことができれば、突発的なイベントは成功します。このようなイベントを2ちゃんねるでは「祭り」と形容しますが、これは非常に面白く、本質を突いた表現だと思います。突発的なイベントというのは祭りのときの高揚感というか、旅の恥は掻き捨てに近いような集団催眠状態に近いと考えられるからです。なお、突発的なイベントは、その後の反省を経て「恒例」という計画的なイベントに昇華することもありえると思います。よって初めは突発的なイベントから、というのも良いでしょう。
明日からは計画的なイベントについて見ていきます。


 

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