2002/02/13
ブラジャーサイズの話
ここのところテーブルトークでは、比較的真面目な話が続きましたので、たまには息抜きに戯言でも書きましょうか。この10年間で女性の付けるブラジャーのサイズは1サイズ大きくなったそうです。ちょっと出典を紛失してしまったため、細かいところまではわかりませんが、10年前の平均がBカップだとすると、平均がCカップになったということになります。さて、この情報から推測できることはなんでしょうか。
瞬間的には女性のバストサイズが大きくなったからと答えてしまいそうですが、それは早計です。実際のところ、女性のバストサイズ自体はそれほど変わっていないらしいのです。では、どうしてこのような結果が得られたのでしょうか。まずは社会的迷信から解放されたことが挙げられると思います。知らない人も多いと思いますが、その昔、胸の大きな女性は馬鹿であるという迷信がはびこったことがあります。もちろん、胸の大きさと知性は何の因果関係もありませんが、胸に栄養が回って脳にまで行き渡らないというまことしやかな嘘が流布されていたのですよ。そのため、胸の大きな女性は、わざわざ胸を小さく見せるために小さなサイズのブラジャーを購入していたというのがあります。現在はこのような迷信は忘れされれつつあり、女性が自分のサイズにあったブラジャーを堂々とつけることができるようになりました。なかにはいわゆる「寄せて上げる」ブラのように、実際のサイズよりも大きなサイズに見せかけることができるブラジャーまであります。その売れ行きはおりからの巨乳ブームもあって、好調のようです。またブラジャー自体の発展もサイズアップに大きく貢献しているようです。形状記憶ブラジャーにより、胸の大きめな人がわざわざ垂れたり崩れたりしないようにきつめのブラジャーをする必要が無くなったことも挙げられるでしょう。
統計データというのは、このようにそのときの状況や流行によって大きく変わります。結果から原因を単純推測すると思わぬ落とし穴にはまることがあります。


 

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