2001/06/26
時代に逆行する話3
昨日の続きです。大型コンピュータによる集中管理は特に異常ケースが発生したときに大きな問題となります。
例えばマシンが物理的に壊れたことを考えてみましょう。ハードである以上、電源が火を吹くかもしれませんし、CPUが焦げるかもしれません。絶対に壊れないということは誰にも保証できませんし、いつ壊れるかもわからないのです。そんなとき、二つのサーバを立てていれば、とりあえずバックアップテープから壊れていないほうのマシン上にデータを復元すればいいのですが、大型コンピュータを使っていた場合、マシンを修理するまでデータはあっても復元先がありませんから何もできなくなります。また、復元しなければならないデータ量自体も倍になりますから、復元にかかる時間も倍になります。たとえ壊れなくても普通に使っていれば、間違えて消してしまったファイルを復元しなければならないということはよくあります。そんなとき、テープドライブの場合、平均復元所要時間は倍になります(ランダムシークができないから)。つまり大型コンピュータの復元力は極めて小さいといえます。また、何らかの理由でマシンの再起動が必要な場合でも被害は二台のマシンにわけている場合と比べて倍になります。さらに異常ケースとしてディスクが一台壊れたとします。この場合でもRAID5は動作しますが、その時の速度は私も経験したことがありますがとても筆舌できないほど遅くなります。二台のサーバを立てていれば少なくとも半分の人間は助かりますし、そもそもディスクが壊れたマシンにかかるトラフィック自体も少ないですから、ディスクを修理するまでなんとか運用できます。大型コンピュータにはまだまだ問題があります。それはセキュリティの問題です。データを分散して持っているのと集中して持っているのではどちらが安全かなんてのは、言うまでもありませんよね。盗まれるときに全部盗まれるのと、半分しか盗まれないの違いですから。
明日に続きます。タイトルの謎に関しても明日書きます。


 

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