2001/05/20
SPAMの話
晒しても晒してもなお送ってくるspamメール。本当にしつこいったらありゃしません。これが重要なメールとごちゃごちゃになって送られてきますから性質が悪いことこの上ありません。中には「爆笑!メールネタ」で晒しているような、一見spamに見えないspamメールも混じっています。おかげでこの前、発注書を間違えて捨ててしまうところでした。とはいえその語源を考えるとしつこくなければspamメールにはならないのですが。
もともとSPAMというのは、ハワイでは割とメジャーなスパイス入りハムのことです。かなり塩っ辛いですが、焼いて食べれば食べられないことはありません。このSPAMが何故ジャンクメールやジャンクメールを送る行為のことを指すようになったかというとモンティパイソンのギャグ説というのが最も広く流布されています。モンティパイソンという映画の中でSPAMの入っていないメニューのないレストランというのを出してウェイトレスがSPAMSPAMSPAMとしつこく合唱するというものでした。これがしつこく送られてくる宣伝メールに転じたのはたぶん本当です。しかし、映画はモンティパイソンです。もちろんこれには元ネタがあり、元ネタを皮肉ったのですが、その元ネタまで知っている人は少ないようです。アメリカのテレビCMでSPAM社はCM時間内の間ひたすらSPAMSPAMSPAMと連呼するだけというCMを作成し、流しました。これがその異様なテンションから話題になり、モンティパイソンに使われたのです。SPAM社はジャンクメールをspamと呼ぶことに対して、商品とは関係無いことを示すためspamと小文字で表記して欲しいというお願いを出しました。このお願いはほとんど無視されていますが、今回のテーブルトークはそれに従ってspamとSPAMを分けています。
ところで、SPAMは秋葉原で手に入れることができます。秋葉原駅の隣にある秋葉原デパートという建物の中に輸入食材を扱っている店があるのですが、そこにはSPAMがちゃんと置いてあります。秋葉原でSPAMを買ってみるのもなかなか楽しいのではないでしょうか。


 

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