2001/01/14
甲状腺の話
何故突然こんな話題が出るかというと、今週ずっと医療関係の話題が続いて医療特集になったからではありません(いや、たしかにアナライザを見ると医療関連で過去のテーブルトークを見ている人は多いんですが)。
私の先天性免疫不完全症(とりあえずまともに説明できる病名がないのでこんな名前にしてあります)の原因として胸腺の機能異常(自己認識能力が低いかT細胞の教育が不完全)というのがずっと疑われていたのですが、いくら検査しても常に正常で、どうも違うらしいということで、にわかにクローズアップされたのが甲状腺だったのです。実は私の甲状腺、普通の人よりもかなり大きいんですよ。甲状腺というのは喉仏のやや下にある固くなっている部分なのですが、私はあごを引くと喉仏が二つあるんじゃないかと思われるくらい甲状腺が大きいんです。ついでなので色々と調べてみました。甲状腺異常には大きく分けて二つあり、一つがバセドウ病とハシモト病になります(それ以外にも腫瘍などがありますが今回は除きます)。この二つは対極にあり、バセドウ病のほうは甲状腺ホルモンが多量に出過ぎる異常で、ハシモト病のほうは逆に甲状腺ホルモンが出なくなる異常と考えてください。私が疑われたのはこのハシモト病のほうです。しかしハシモト病の場合、現象としては代謝機能の低下現象が起こり、実際に私は代謝機能がかなり低い(皮膚の乾燥、体重増加)んですけれど通常はコレステロール値も高くなるのですが、以前に書いたとおり私はこれまた原因不明の低コレステロール異常なので、もともとハシモト病の可能性は低かったのです。結局いろいろと検査してまたもや正常で、私の先天性免疫不完全症は再び暗礁に乗り上げたのでした。
コレステロールの低下は最近、気をつけて一週間に牛乳5リットルに卵10個という高コレステロール生活が功を奏したのか、改善されつつあります。それにしても免疫不完全も低コレステロールも逆の人にとってはうらやましいんでしょうが、本人には深刻な悩みなんですよ。


 

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