2000/06/28
その後のペイパークリックの話
以前、四回に渡ってペイパークリックビジネスについて書いたことがあります(2000/03/24-2000/03/30のテーブルトーク参照)。その後、私自身が落ちると思って応募したペイパークリックビジネスですが一位と思われる所こそ審査の結果と言いながら一切アクセスした形跡の無いまま落ちましたが、業界第二位と思われるバリュークリックに受かってしまいました。ここはクリックカウント方式のペイパークリックビジネスです。受かってしまったものを断るのもなんですから、広告を掲載させてもらっています。しかしあのときのメインは違うところにありました。私の予想したフリーなバナー広告会社ですが、予想は当たったのでしょうか、外れたのでしょうか。あれからたった三ヶ月しか経っていませんが、ここで検証してみたいと思います。
フリーなバナー広告会社ですが、さすがにまだ誕生していないようです。そのかわり、最近審査請求をして合格したバリューコマースはかなり私の予測した形態に近いペイパークリックビジネスです。ここの方式はサイトが広告したい会社を選び、その会社から許可をもらいます。そして許可が下りたらサイトは広告を掲載できるという仕組みになっています、掲載した場合、クリックカウントに対してペイが発生する場合と、実際にリンクを辿って契約が成立したときにペイが発生する場合、またはその両方という形態があります。そしてこの会社の報酬はもろに私が予想したような、サービス系に特化しているようです。不正アクセスの監視や支払い代行、広告掲載サイトからの質問への回答やプログラム管理ツールに対して料金を請求する、つまり第三種サービスになっているのです。
この世界はまだ混沌としています。これから先、どこがイニシアチブを取り、どの方式がメインとなるのか。実際にフリーバナー広告会社は誕生するのか。不正アクセス監視ビジネスは成立するのか。まだまだ目が離せません。どちらにしてもわかっていることは広告掲載サイトと広告元に有利な流れになるということだけです。


 

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