2000/05/05
perlの話
最近、自分のWebPageにもオリジナルのCGIスクリプトが入っていますが、これはPerlで書いています。別にCで書いてもいいのですが、せっかくだから、と勉強を始めましたが。Perlってそんなに良いとは思えないんですよね。
色々試してみて、確かに良い面もあるんです。連想配列とか、かなり面白いのですが他の言語からの移植性が極端に悪いんです。特に致命的なのはn次元配列が確保できないこと。これができないとかなり面倒なコーディングになってしまいます。これ以外にも型のアバウトさとか、特殊な世界の言語のためperlを覚えても他のプログラミング言語ではほとんど応用が利きません。Sayagoroスクリプトで説明します。あのスクリプトは元々はCで書かれています。Perlに移植しようとしたところ、結局アルゴリズムを含めてすべて作り直しになってしまいました。他の言語に比べてお手軽便利に書けるのは確かですし、楽なのも確かなのですが、ちょっとロジカルなことをしようとすると今度は他の言語よりも冗長で面倒な記述が必要になります。ようするにさくっと書くのにはいいんですが真面目に複雑なロジックを組もうという気にはならないという言語です。現実にSayagoroなんてアルゴリズムの塊みたいなものですから非常に苦労しました(速度的には損をするがアルゴリズム的には簡単という改造で切り抜けた)。逆方向、つまりPerlのプログラムを他のプログラミング言語に移植するのも大変だと思います。特に型のアバウトさが致命的になるでしょう。perlでしかコード組めませんって人には申し訳ないけれど他の言語でのコーディングは苦しいと思いますよ。私はCとC++とPascalとBasicとFortranとZ80&6809アセンブラができますが、初期のBasicが一番Perlに近い気がします。
ま、偉そうなことを言っていますが、perlの勉強始めてから実はまだ1ヶ月も経っていません。今後perlは素晴らしい、最高だ、という考えに変わるかも知れませんね。その前にJavaに逃げてしまいそうな気もしますが。


 

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