2000/04/12
自作の魅力の話3
今回が自作の魅力の最後の話になります。
魅力はもう1つあります。それは徐々にパワーアップできるということです。確かにメーカパソコンと同じスペックのマシンを作ろうと思えば初期投資はメーカパソコンよりも高くなります。これは間違いありません。ですが、メーカパソコンはそこから徐々にパワーアップということはしません。そんなことをすればメーカパソコンの利点であるサポート保証や、ソフトの動作保証などを失うからです。必然、古くなったらマシンまるごと買い換えることになります。ところが、自作の場合はグラフィックカードだけ買い換えるとかCPUだけ買い換えるといった具合にパーツ単位で買い換えることが可能です。最終的にかかる費用はメーカパソコンを買い換えるよりも高くつくことにはなるのですが、自作の場合は常に最新のスペックに近いスペックを維持することができるのです。わかりやすく例えるならメーカパソコンは階段のように段ごとにパワーアップします。次の段に上がる(まるごと買い換える)までは高さ(スペック)は変わりません。対して自作は坂道のようにパワーアップします。大きな段がありませんから好きなときに高さ(スペック)を少しずつ上げる(パーツごとに買い換える)ことが出来ます。まるごと買い換えるにはボーナスまで待たなくてはいけません(これは私だけではないでしょう)が、自作ならその気になれば毎月パワーアップすることだって可能です。これが自作の大きな強みです。前回の話と組み合わせれば、初期投資をメーカパソコンよりも低く抑え、徐々にパワーアップしていって最終的にメーカパソコンに匹敵する性能のパソコンを作ることもできます。
そろそろ結論を書きましょうか。パワーアップをレベルアップと置き換えてみましょう。そうするとどこかで聞いたような話になりますね。そう、まるで育成ゲームじゃないですか。自作ユーザの楽しみというのは自作パソコンの育成の楽しみだったのです。そうすると、前回書いた自分好みのパソコンに育成できるというのは・・・


 

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