2000/04/10
自作の魅力の話1
市販ソフトは自作機の場合は動かなくても保証してくれません。リスクも高いのです。それでも私を含めてたくさんのパソコンユーザがAT互換機を自作します。その理由はAT互換機の自作が非常に魅力的だからに他なりません。それでは、AT互換機の自作の魅力とはなんでしょう。今日から数日に渡って、そんな話をしてみようと思います。
まずは、私の自作歴から話しましょう。そもそも私の初自作は遥か前、Pentiumが発表されるよりも前でした。まだ自作がこれほど普及せず、一部のマニアのものだった時代です。その後かなりの期間のブランクがあり、1999年の1月になって2台目となる自作を再開し、その1年で実に10台のマシンを自作しています(今年に入ってからは更に2台自作しています)。私が突然自作を再開した理由はインターネット専用線を部屋に引っ張ったためにサーバ用途で大量に安いマシンを仕上げる必要が出来、安く作るなら自作だ、というある意味不純な動機だったのですがこれはおおむね成功しました。OSの代金を除けば平均で6万程度で自作しています。
だからといって、自作は決して安いものではありません。以前の私と同じように自作は安く仕上げるためのものだと思っている人がいたら、ちょっと考え直したほうが良いと思います。メーカパソコンの値段はこのところ急激に低下しており、例えばIBMのマシンは80,000円を切っています。ホワイトボックスパソコンに至っては50,000円台で買えるものすらあります。結果、メーカパソコンやホワイトボックスパソコンと同じスペックのマシンを自作しようとすれば、自作は決して安くはありません。むしろかえって高くつくケースのほうが圧倒的に多いのです。私の場合、自作が安くすんだ理由の1つとしては、私が秋葉原に詳しくしかも毎週のように通い、パーツを最安値かそれに近い値で抑えることができたというのがありますが、このこと以外にも理由があります。
次回はそのへんについて話します。


 

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