2000/04/08
秋葉原のひいきのお店の話2
昨日の続きです。店員の知識をどうやって調べるかという話です。

お手軽なのが相手が知らないだろうと思われる質問をぶつけてみることです。その質問に対して知識のあ
る他の店員にヘルプを頼むようなお店はある程度安心できます。ただ、もっと深い世界の知識を確認した
ければあらかじめ質問を用意しておくことをお勧めします。具体的な例で説明しましょう。
440BXチップセットのP3B-Fを指して、「これってBIOS上げれば133MHzのカッパーマインも使えますよね?」
という質問をします。P3B-Fは売れ筋商品ですのでほとんどのお店はこの質問に対して「そうです」、と
いう回答が得られます。これは前置きに過ぎません。「じゃあP!!!-600EB載せても動くんですね。あ、で
もそうするとうちのグラフィックカードの遅さがネックになっちゃうかな。今のグラフィックカード、気
に入ってるから買い換えたくないんだよね。予算も厳しいし」というのを言ってみます。するとどんなグ
ラフィックカードを使っているのか聞いてくるでしょう。そうしたら「メーカは忘れちゃったんですが確
かRIVAのTNTのAGPの奴です。えーと、メモリは16Mだったと思います」。これに対して「大丈夫ですよ、
TNTなら相性とかあまりないですから」というような回答をするお店や「買い換えなさい」と言って高いグ
ラフィックカードを勧めるようなお店は信用しないほうがいいでしょう。ここで「動かないかもしれませ
んよ」という回答をしてきたら、理由を聞いてみましょう。もちろん440BXチップセットはAGPクロックが
2/3設定までしか出来ませんから、133MHzの場合、AGPには66.6MHzではなく88.8MHzが流れることになり、
グラフィックカードによってはAGP耐性が高くないために動かないことがあるからなのですが、それをどう
説明するのかで店員の知識がわかります。その上で買い替えを勧めるなら、まあ良いお店でしょう。1/2設
定できるVIA系のマザボを勧める店も良いお店と言えます。これ以外にもPromiseのATA66オンボードのマザ
ボにFASTTRAK66は載るか、など、答えがわかっている質問をぶつけてみるのです。

続きは明日書きます。





 

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